まじギレしたいことが山ほど重なる!
何をやっても上手くいかない、どいつもこいつもいい加減にしてくれよ、最悪の想像を超越する事態が頻発・・・。
信じ難いけど、そんな時期って誰でもあるもんです。。。
そんな時に大切なこと。
それは、「心を整えて本来やるべきことに集中する」これに尽きます。
どれだけ不運が襲ってこようとも、自分でコントロールできないことに惑わされず、淡々と前進をつづけるべきです。
あらゆるものに向かっていく、乗り越えていく、本来やるべきことに集中する心の状態の整え方について、整理してみました。
精神力とは何なのか。柔軟な定義を持っておこう
つらいこと、苦しいことに立ち向かうには精神力の強さが大事というのは誰もが知っていることだと思います。
だけど、精神力って具体的に何でしょうか?
とにかく艱難辛苦に耐える力、やられてもやられても鋼の意志で我慢する、みたいなイメージがありますよね。
勿論これも精神力であることに変わりないと思います。
ただ、これだと一定期間の辛さには耐えられても、長続きはしないと思っています。
どんなに固いものでもぶつかり続けると少しづつ削れていきますからね。
もっと余裕が持てるような、いつまでも持続できるような心の状態をつくりたいところです。
そこで、精神力という言葉を少し柔らかく定義しましょう。
辛さ、苦しさを真っ正面から受けるのではなくて、受け流したり、受け身をとったり、部分的に逃げたり、痛みを誤魔化したり・・・。
正面からブチ当たる以外の方法も加えましょう。
前に進みながらも心身のスタミナを維持する方法を全てひっくるめた言葉を精神力と考えます。
勿論、逃げるということとは異なりますが、前進するための方法であれば、一旦逃げることを加えるのもアリだと思います。
精神力は、自分を𠮟咤激励あるいは守るために使うものです。
これが出来るのであれば、自由に考え方をアレンジしていけばいいと思います。
精神力は具体的にどう使うのか
では、精神力は具体的にどう使っていけばいいのでしょうか。
東京オリンピックは延期になってしまいましたが、分かりやすいのでマラソンに例えてみます。
長い距離を速く走り続けていると、苦しい場面が断続的にやってきたり、或いはずーっと苦しかったりします。
そんな状態でも、ペースを落とさないでいられるのはガムシャラに頑張り続けているのではなくて、コマメに気持ちを切り替えて調整しているんです。
ガムシャラに頑張り続けられる心の筋力の強い人もいるかも知れませんが、それだと限界がきやすいです。
気持ちの切り替えレバーをガチャガチャやりながら調整していくんです。
レースがスタートする前から苦しくなるところは大体アタリがついています。
これは初心者でも一流アスリートでも大体同じです。
その苦しいところまではラクにいこうと考えます。
肉体的、精神的な消耗を極力回避して、勝負所まで貯めをつくっておくのです。
他の選手の後ろを脚を使わないようについていきます。
そして、苦しいところまできたら、ここで精神力の本領を発揮します。
考え方を柔軟にいじり倒しましょう。
気持ちの調整レバーをガチャガチャやってください。
苦しいところでは先のことは忘れて1キロだけ堪えようと思ったり、無心になったり、あるいは一点をボーっと見つめて苦しさから気をそらしたり色々な麻酔を駆使します。
ずっと同じ麻酔だと効かなくなるのでポイント、ポイントで切り替えていくんです。
応援するときもシンプルに「頑張れ」とは言わずに「この1キロポイントだから、ここだけ堪えよう」とか「ここはラクにいこう」とか精神活動の手伝いをしてあげると助かると思います。
自分自身を助けてあげる言葉や考え方の変え方のバリュエーションを沢山準備しておきましょう。
バリュエーションが豊富であるほど、心の切り替えレバーをいじった経験が増えるほど、上手くなりますよ。
心の柔軟性は「レジリエンス」と呼ばれる
このような考え方は心理学の分野では理論だって確立されているようで、「レジリエンス」というようです。
回復力や柔軟性とか弾力性という概念をまとめた言葉のみたいです。
衝撃の受け止め方として、とにかくグーッと堪えるのではなくて、衝撃を吸収するとか、逃がすとかそんな感じの考え方です。
建物に例えると、地震があった時に、とにかく固くて丈夫な建物では震度が極大だと崩れてしまいますが、ビルの耐震構造のようにグニャッと曲がって揺れを逃がしたほうが壊れにくいです。
ちなみに鬱病になりにくいのもこのタイプのようでして、想定外のことがあっても「なんとかなるだろう」とか「まあ大丈夫」という楽観思考も大事です。
成功者にも楽観思考の方が多いですよね。
真面目も素晴らしいですが、柔らかさも併せもって、消耗しない生き方をしましょう。
https://resilient-medical.com/risk/resilience-meaning-definition
精神力の柔軟性まとめ
- 耐える力、我慢する力だけが精神力ではない。受け流したり、痛みを上手に誤魔化したり、前に進む為の心身のスタミナを維持する方法すべてひっくるめて精神力と定義。
- 局面に応じて、自分にかける言葉やタイミングをうまく組み合わせよう。ムチ打つのではなく、上手に自分を前に進めるように精神力を使う。かける言葉や考え方のバリュエーションが多いほどいい。
- 精神力の柔軟性は心理学では「レジリエンス」と呼ばれる。衝撃を吸収したり、逃がしたり、柔軟に考えていくほうが壊れにくい
苦しい時はこちらも併せて読んで欲しいです。>>>「時計の11時台は針が重ならない。キンコン西野氏の言葉に勇気を貰う」
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