株価暴落は度々にやってきます。
平常なマーケット環境下でも、3ヶ月~半年に1、2回は大幅に下げる日があるでしょう。
リーマンショック、コロナウイルス影響など10年に1度の危機でなくとも、マーケットが揺さぶられるタイミングは往々にしてあります。
そうした時に・・・
マーケットが暴落した時に安く株を買いたい。
暴落時に株を買って利益を出したい。だけど、何を買っていいか分からない。
と思う人も多いでしょう。
株価暴落した日は、優良成長株を安くゲットしてください。
数ヶ月に一度のバーゲンです。
また、買うべき銘柄の具体例も示していますので、参考にしてみてください。
目次
株価暴落時は優良成長株が狙い目
株価が暴落した日は、いつも高くて買えない“優良成長株”の買い場です。
株式投資の基本は人よりも少し早く銘柄の魅力に気付いて割安に買うことにあります。
だから日々、目を光らせたり、調べたりする。
これが醍醐味ですよね。だけど大変でもあります。
しかし、株価暴落時はこうした銘柄ではなく、誰もが欲しがるピカピカの銘柄を買ってもいいのです。
滅多にこないお買い得デーです。
売上が伸び続けていて、利益率も高い、まだまだ成長が見込まれる銘柄。
そんな銘柄は誰もが知っているから、当然評価されていて株価も高いです。
普段そんな銘柄を買ったって儲かりません。
そういった株は、今だけでなく将来の成長までも見越して買われています。
マーケット風に言い換えれば、数年先の成長性を織り込んでプライシングされています。
それが妥当な株価であり、実際に予想通り成長しても、その分の価格は先に付けられています。
フェアバリューといいますが、実力通りの株価で買っても儲かりません。
だけど、株式市場全体が崩れる暴落日はそんな銘柄も一緒くたに売られます。
マーケットが動揺してファンダメンタルズを反映しない売りがでます。
一時的に妥当な株価からかけ離れた値がつきます。
このミスプライシングされた株はお買い得です。
実力よりも安く買うことができるのです。
これを理解して貰うのには難しく考えなくても大丈夫です。
ショッピングでも欲しいけど高くて買えないものってありますよね?
そういったものも、バーゲンの時だったら買いますよね?
いや、むしろバーゲンで買おうと思って待ってますよね?
それを株式投資でもやってください。
株式投資において誰にもでも分かるようないい銘柄。
難しく考え過ぎなくてもいいです。
アナリストの投資判断「買い」が多く、業績好調、成長期待、四季報のコメントは「最高益更新」みたいな銘柄です。
株価暴落時の狙い目株を例示。7銘柄。
暴落時にどんな銘柄を買うべきか、イメージして貰えたかと思います。
ただ、今一つピンと来ないような感じ・・・も残ります。
そこでいくつか銘柄を例示してみたいと思います。
一応注意事項として、逃げるようで申し訳ないですが、ずっと有効な銘柄とは思わずに特徴として参考にして貰えればと思います。
7747:朝日インテック
朝日インテックは医療機器メーカーです。
独自技術を持つカテーテルは競争力が高く、高成長を続けて来ました。
独自技術を持つカテーテルは競争力が高く、高成長を続けて来ました。
医療機器という社会的ニーズが増加する分野というのもいいです。
4901:富士フイルム
最近は「アビガン」で報道される機会が多いですが、ほんの一部に過ぎません。
魅力的な事業を複数有し成長を続けています。
お馴染みは写真ですが、医療分野など研究・技術で付加価値が高い領域で高成長が期待されます。
6758:ソニー
大手家電メーカー唯一の勝ち組といってもいいでしょう。
競合が白物家電や液晶依存から抜け出せない中、スマホの目(カメラ)などで使われ搭載数増加が期待されるCMOSイメージセンサーやビデオゲーム関連などいいものを高く売り続けています。
傘下に医療情報サイト運営のエムスリー等、オンライン診療拡大などの時流にも乗っています。
6981:村田製作所
スマホや自動車などに多く使われる積層セラミックコンデンサ世界一のメーカーです。
電子部品という需要変化の大きい業界でありながら圧倒的技術力を武器に成長を続けている地力の強い銘柄です。5G関連の代表銘柄でもあり、息の長い需要が期待されます。
4452:花王
ご存じ国内日用品最大手。棚を取ることが重要な業界において高シェアブランド製品をたくさん持っていますよね。景気後退期にあっても確りと需要が残る分野であり、高付加価値の製品を出していくことで厳しい環境でも単価を上げていくことも実践しています。
近年は課題であった化粧品事業も軌道に乗り始めています。
6594:日本電産
カリスマ経営者永守重信氏率いる世界一のモーターメーカー。
自動車、家電、携帯電話等々あらゆる分野にモーターが採用されています。
厳しい環境下であっても徹底的に無駄を省いて利益を創出するかと思えば、企業買収を積極的に行って急速に事業規模拡大を続けています。これが続くのが凄い。
6861:キーエンス
図抜けた利益率を誇る工場向け電子機器メーカー。営業が強い会社、メーカーでありながらも給料が高い会社としても有名。端的にいうと工場の稼働効率改善に役立つ機器を顧客ごとにオリジナルに提案して、それを高く売ることが得意技。言うは易く行うは難し、これが出来れば最強です。
顧客企業も景気後退期であっても仕事効率が上がるなら高くても買う。外部環境が厳しくても成長が続けられる骨太な会社。
株式市場を代表する銘柄、有名どころが並びました。分かりやすくいい会社です。
他にも沢山ありますが、このようなイメージの銘柄と捉えて貰えればと思います。
普段は我慢です。バーゲンセールの時に買うのです。
株価暴落時に買う銘柄まとめ
- 株価が暴落したときは優良成長株の買い場。この時ばかりは誰もが欲しがるピカピカの銘柄を買ってもいい。
- いい銘柄を平時に妥当な株価で買っても儲からない。株式市場のクラッシュで一緒くたに売られたときを狙って買う。株式投資でもバーゲンを利用する。
以上、株価暴落時に狙うべき銘柄についてでした。
お買い物上手な人は少なくないですよね。株式投資でも同じように考えればチャンスに気付くことができます。
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