資産運用で失敗する人の特徴4つ。投資で損する人の共通点を知って賢く行動。

資産運用の心構え
資産運用をやる人は随分と増えてきました。
一昔前までは、資産運用は経営者や地主、先祖代々のお金持ちのものといった印象でしたが、投資家の裾野が拡大してきています。
これはとてもいいことで、保有金額の大小に関わらず運用にはできるだけ早くから取り組むべきです。
しかしながら、投資家の数が増えた分だけ、失敗も多くなっています。
時代が変わろうと、失敗の根本的な原因は変わりませんし、多くの人が同じ罠にはまっています。
失敗する人の特徴を知って、意識的に改善すればそれだけ成功に近づくことができます。
併せて読みたい成功する人の特徴はこちら>>>「資産運用で成功する人の特徴3つ。投資で稼ぐ人の共通点を知って勝つ。

資産運用で失敗する人は「感情のコントロールができない」

資産運用は、株式であれ、債券であれ、投資信託であれ、日々価格が動くものです。
その度に一喜一憂していては冷静な判断などできません
例えば、狙っていた株があったとして、株価が右肩上がりで上昇していくのを見て欲しい気持ちに負けて手を出しては高値掴みしてしまいます。
逆に、保有株が下がった時に、慌てて売っては無駄に損失を計上することにもなります。
資産価格の騰落によって、どうしても感情は動きます
ただ、判断は気持ちではなく頭でしなくてはいけません。
欲しい、悔しいといった感情とは切り離す必要があります。
賢明な投資家は、マーケットが動揺したときに優良銘柄を安く買います。
ケースにもよりますが、いい銘柄であっても高値で買ってはいけませんし、業績の悪い銘柄であってもそれ以上に安ければ買いです。
また、動揺したタイミングで証券会社や銀行から電話がかかってくると反射的に動いてしまうこともあります。
彼らも熟知したもので、投資家の心の隙を突いて手数料を稼いできます。
とにかく冷静に。
判断するのは気持ちではなく、あくまでクレバーな頭です。
冷静に軸のある売買をするために参考になる記事>>>
投資家を惑わす証券会社・銀行の手口はこちらの記事>>>

資産運用で失敗する人は「分配型投資信託が好き」

個人投資家には、分配型投資信託が好きな人が大勢います。
毎月、決まった額が振り込まれるので安定収入を得ているように錯覚してしまうのです。
しかし、分配型投資信託は、毎月ファンドの運用資金を切り崩して分配しているだけで、儲かっているからお金が振り込まれているわけではありません
分配された分だけ、ファンド資産は減っていて、それは基準価格のマイナスとして反映されているのです。
分配金が支払われているから、基準価格に関わらず安定収入が入っていると勘違いして持ち続けてしまう人が後を絶ちません
そもそも分配型投信は、運用パフォーマンス向上のためではなく、投資信託の販売促進のためにつくられた「商材」です。
勘違いして喜んで購入してはいけませんし、持ち続けてもいけません。
分配型投信の詳しい仕組みを知りたい方はこちらをお読みください>>>

資産運用で失敗する人は「証券会社の押しに弱い」

証券会社や銀行の押しに負けて、金融商品を買ってしまっては痛い目に遭います
金融機関はとにかく販売してナンボですし、○○ファンドを売りなさいというように一律に注力商品が決められています
その商品は、経済動向、マーケット環境から有利なものではなく、金融機関事情で決められています
グループの運用会社の新ファンドであったり、手数料が高いファンドであったりします。
十分に調べて、吟味した上で買ったのであれば、例え損をしてしまっても次につながります。
どういう狙いで買ったのか、なぜそれが上手くいかなかったのか、ではどうすれば良かったのか等の学びを得ることができるからです。
何でも一緒ですが、資産運用も勉強・修行の繰り返しで上手くなります
しかし、押し売りに負けて買ってしまった商品は、こうしたプロセスを踏まえていません。
次に向けて何も得るものがなく、ただ運を天に任せているだけです。
さらに、押しに弱い人は金融機関側でリストアップされていますので、何度でもターゲットにされてしまいます
販売に困った時は、この人に頼もう」と思われてしまったら、手数料稼ぎに利用されるだけです。

資産運用で失敗する人は「納得いくまで考えない」

考えない人は、成功しません
当たり前ですが、株であれ、債券であれ、金融商品は狙いを持って購入しなければなりません
売買に根拠を持つ」とは、昔から言われた格言ですが、まさにその通り。
一つ一つの売買に狙いを持って取り組み、上手くいっても、失敗しても、要因分析をしっかりすべきです。
しかし、実際には考えていない人があまりに多いです。
好きな会社の株が少し下がったから買ってみよう」、「コロナウイルス影響で遠隔診療が普及するからこの株を買おうくらいの理由で安易に決めてしまう人が多いです・・・。
証券会社の支店営業員も、この程度の考えで勧めてくる人もいます。
このレベルでは、考えたうちに入りません
なぜその株が下がっているのか既に期待を織り込んで実力以上の株価になってしまってはいないか等々、考えを巡らせたり、調べたりといった行動が取れていません
この例のように、「興味を持つこと」まではできる人はたくさんいます。
しかしその次にある「考える」ステップが抜けてしまっている人がほとんどです。
大切なお金を投資するのですから、「考えること」をしっかりやりましょう

資産運用で失敗する人の特徴まとめ

  • 「感情のコントロールができない人」は、適切な判断ができず損をしてしまうことが多い。資産価格の変動で感情は動くものだが、判断はしっかりと頭で行わなければいけない。
  • 「分配型投資信託が好きな人」は、要注意。分配金が安定収入と勘違いして持ち続けていると資産が削り取られてしまう。
  • 「証券会社、銀行の押しに弱い人」は、都合よく金融商品を買わされる。手数料稼ぎのためのカモにされやすい。それだけでなく、戦略ではなく、押しに負けて買った金融商品からは学びを得られず成長がない。
  • 「納得いくまで考えない人は」は、成功しない。安易な判断で投資するのではなく「売買に根拠を持つ」ことが大切。「興味を持つ」ことができる人は多いが、十分に「考える」ことができる人は意外と少ない。
あなたは、資産運用で失敗する人の特徴にあてはまってはいないでしょうか。
心当たりがある場合は、今すぐ変えていきましょう。
これらを意識しているだけでも、全然違うはずです。

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