株式投資において、新聞を読むことは必須です。
成功している投資家は必ず読んでいますし、証券マンも当然毎日読みます。
また、読む新聞は複数に及ぶこともあります。
株式投資をはじめる人、投資はしているけどまだ新聞は読んでいない人、あるいは証券会社に入ろうと思っている学生さんなどの参考になるかと思います。
目次
投資家、証券マンが読む新聞一覧
日本経済新聞
日経新聞は必読です。
他の新聞は読まなくても大きな支障はありませんが、日経だけは読んでおかないと、そもそも投資というゲームに参加できません。
各国、日銀の金融政策、物価動向、景気の浮沈、企業の決算情報など、知っておかなければならない情報が網羅されています。
テレビニュースだと情報が足りなかったり、ワイドショーなどではあまり正確な情報が得られません。新聞から情報を取るようにしましょう。
投資家だけでなくビジネスマンたるもの、絶対読むべきです。
日経を読まずに投資することは、目をつぶってバッターボックスに立っているのと同じことです。
日経ヴェリタス
毎週日曜に発刊される投資情報専門誌です。名前が変わって久しいですが、旧日経金融新聞です。
必須ではないですが、読んでおくに越したことはありません。
特集や参考株式銘柄などが掲載されており、投資に直結する情報が分かりやすく得られます。
株式新聞
こちらも株式情報の専門誌です。
推奨銘柄、注目銘柄情報などが掲載されており、紙面の構成としても読みやすいです。
ただ、やや雑誌のような体裁の新聞になりますし、ヤマっ気が強いので鵜呑みにせず参考に留めるくらいにしたほうがいいでしょう。
以前はペーパーでしたが、現在はWeb化されています。
株式新聞
日経産業新聞
日経新聞のフォロー的な位置づけです。
日経には経済全体の情報が掲載されますが、こちらは各業界のニュースに特化しています。
広く産業全体の情報が載ります。
日刊工業新聞
日経産業新聞と同じく、日経新聞のフォロー的な位置づけです。
製造業の情報が中心に載っています。
その他
特定の業界に特化した情報誌も出ています。
化学工業日報、薬事日報、電気新聞、日経MJ(流通)、鉄鋼新聞などです。
名前の通りでその業界に関する情報に集中して書かれています。
ここまでくると、その業界を専門に調査している人が読むものになります。
併せて読んでいる経済雑誌
上記の新聞と併せて、週刊の経済誌を読んでいるひとも多いです。
- 日経ビジネス
- 東洋経済
- エコノミスト
- ダイヤモンド
などです。必須ではないですが、読むとトレンドなどがより掴みやすくなります。
新聞よりも読みやすく、手に取りやすいかもしれませんね。
とりわけ週間ダイヤモンドが読みやすいです。
週一で効率よく情報が得られるので便利です。定期購読すれば買いに行く手間も省けておすすめです。
新聞を読めるようになるまで
新聞は必読といっても、はじめは上手く読めないものです。
文字ばかりでしんどいし、情報量も多く、どこを見ていいかも分かりにくい。
ですが、見るべき箇所は大体決まっていますし、何より最初は分からなくても読み進めていくこと、毎日続けることが大切です。
詳しい方法は、下記記事を見てください。
【日経新聞の読み方】株・資産運用の基礎ができる。10年超毎日読む金融マンが分かりやすく解説
証券マンは毎朝新聞を読む
当たり前ですが、証券マンは毎日日経新聞を読みます。
世の中の流れや金融情報を知らないと一日を始められません。
出社までに読み終わっていないと怒られる
証券会社の朝は早いです。
6時台~遅くとも8時頃には出社します。
ですが、その時間までに新聞を読み終えてオフィスに入らなければいけません。
デスクでノコノコ読んでいると怒られます。
新聞を読んで来ることは、歯磨きするのと同じくらい当たり前の準備です。
若手証券マンは新聞読み合わせをする
新聞は必読とはいえ、新入社員や若手は読むのに苦戦したりもするものです。
多くの証券会社では、育成のために新聞読み合わせを行っています。
上司やメンターが新人や若手を集めて、読み方を指導します。
新人からもその日に気になるニュース、その理由などを発表します。
座学というより、能動的にやることで力がついてきます。
業者だけが読んでいる金融ファクシミリ新聞
金融機関では、金融ファクシミリ新聞という専門誌も購読しています。
名前の通りで毎朝ファックスで届いていましたが、時代の流れなのかWebに変わりました。
これは、上場会社のファイナンス情報や社債の起債情報など、金融市場の動きにフォーカスして書かれています。
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