そんな方々に、時間の無駄になるような本は読んで欲しくありません。
私も、10年以上株を勉強する中で、無駄本に時間をとられることも数限りなくありました。
その中で出会うことができた、知的興奮でワクワクした、明らかに株を見る目が変わった、自分の成長を実感できた本だけを紹介します。
おすすめしたいのは、以下の方々です。
専門知識がなくても十分に読めるものも多いので、是非肩の力を抜いて読んでみてください。
読む前と読んだ後で、
・株式市場を見る目
・個別株を見る目
が変わっているはずです。
そして、日常生活やニュースを見るたびに、世の中ってこんなに面白かったっけ?って感じるはずです。
目次
株式投資の教科書 おすすめ本6選
ピーター・リンチの株で勝つ
手軽度☆☆☆☆ 重要度☆☆☆☆☆
ピーター・リンチ / ジョン・ロスチャイルド 著
三原敦雄 / 土屋安衛 訳
もうこれ1冊読んだことあるかないかで随分違います。市場関係者が若手に読ませたい本No.1です。
それでいて誰にでも読みやすいのも◎です!
350ページくらいありますが、読むのに専門知識は必要なく、分かりやすく書かれています。
流行りものに手を出して失敗しないこと、人気銘柄以外に目を向けることや、銘柄の類型別の投資ポイントや利食いの目安等々、シンプルに基本が述べられています。
当ブログ記事「ピーター・リンチの株で勝つは投資家のバイブル。神株本の要点」でも触れています。
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バリュー投資再入門
手軽度☆☆☆☆☆ 重要度☆☆☆
戸崎裕隆 著
元中小型株担当のアナリストが書かれた本です。
これはなんと言っても読みやすいです。
著者も上記の「ピーター・リンチの株で勝つ」に影響を受け、それを実践してきた人です。
「ピーター・リンチの株で勝つ」の要旨がより平易に実体験も交えながら書かれています。
割高、割安の感覚を養うことや不用意に人気株に飛びつかず地味だが良い銘柄を見つけること等が述べられています。コラムやちょっとした物語もあり、読み物としても面白いです。
著書はアナリスト引退後は、個人投資家向けにセミナー講師などされていたようですが、現在はご存命でないのが残念です。
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バフェットの銘柄選択術
手軽度☆☆ 重要度☆☆☆☆
メアリー・バフェット / デビッド・クラーク 著
井手正介 / 中熊靖和 訳
ご存じ著名投資家ウォーレン・バフェット氏の銘柄選別の基本スタイルが述べられています。
このことを読み手にレッスンする為に、計算して貰うような箇所があります。
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投資で一番大切な20の教え
手軽度☆☆☆ 重要度☆☆☆
ハワード・マークス 著
貫井佳子 訳
米系運用会社オークツリー・キャピタル・マネジメント会長が書かれた本です。
投資において基本的な20項目をリスト的に覚えて、時折見返したりするといいと思います。
ちなみに、著者は冒頭の「はじめに」の中で、本書の狙いは、読者がこれまでに触れたことのない投資に対するアイデアや思考方法を伝えることだ。とありますが、特に(良くも悪くも)非常識な点もなく投資の基本が流れている考え方だと思います。ただ、批判する訳ではなく、著者の狙いとは違うかもしれないが本筋をいく良書だと思います。
初心者よりも、少し勉強してから読んだほうが深度が高いところで理解できると思います。
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ウォール街のランダム・ウォーカー
手軽度☆☆ 重要度☆☆☆
バートン・マルキール 著
井手正介 訳
古典的名著のひとつです。「株価の動き」に焦点を当てて書かれたものです。
株式市場では度々ミスプライスがあったり、心理に影響されることがあるという点や、ファンダメンタルズを織り込む効率性について等々、ひとつ一つ株価の動きを説明しています。
やや極端かなという点や米国市場を主な観察対象としている点もありますので、これ1冊だけ読むよりは他の本も合わせて読んで偏りを修正したほうがいいかも知れません。
結構、学術的な色合いがあるのとボリュームもあるので、あまり読みやすくはないです。
優先度は必ずしも高くはないですが、どこかで一度読んでおくといいですね。
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酒田五法は風林火山
手軽度☆☆☆☆ 重要度☆☆☆
日本経済新聞社 編著
テクニカル分析の古典的名著です。
相場ケイ線すなわちチャートの読み方、分析についての本です。
チャート形状の説明、実際の株価に当てはめた解説が多数紹介されています。
酒田五法の名前でピンときた方がいるかも知れませんが、コメ相場で活躍した本間宗久氏が確たるものとした日本古来のチャート分析です。ローソク足とかケイ線分析とか元を正せば日本初ですからね。
字が大きくて読みやすそうな感じですが、実はディーラーに人気の本でもあります。
証券会社でテクニカルを最も重視するのは、短期で相場を張ることも多いディーラーですからね。
ディーラー出身の大和証券G日比野元社長の座右の書と何かの記事でみた記憶があります。
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株式投資本 番外編2選
最後の相場師
手軽度☆☆☆ 重要度☆☆
津本陽 著
伝説の相場師と言われた是川銀蔵氏、通称コレギンをモチーフにした小説です。
かつて是川氏が相場を張った時のエピソードがドラマチックに描かれています。
是川氏で有名なのは、ベッシこと住友金属鉱山株の買い仕掛けですが、
読み物としても面白いです。
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ヘッジファンドの真実
手軽度☆☆ 重要度☆☆
若林秀樹 著
題名の通り、ヘッジファンド業界や内情について書かれた一冊です。
ヘッジファンド業界がどうなっているのかや社内の事情などに興味のある人には面白い本だと思います。
やや専門的な部分もあるので、小慣れた人のほうが読みやすいかと思います。
読んだら運用が上手くなるとか、そういうものではないです。
ヘッジファンドについては、当ブログ記事「ヘッジファンドとは? どんな組織でどんな人がいるのか」でも書かせて頂いています。
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