好業績銘柄を探していくのは投資の基本スタイルのひとつです。
とはいえ、どうやって探したらいいのか分からないものです。
しらみつぶしではなくて、効率的に一覧したいもの。
好決算銘柄の探し方を列挙するので参考にしてみてください。
決算発表前後には特に役に立つはずです。
スクリーニングを利用するので、できれば四季報CD-ROMを用意しておくと便利です。
なくてもトレーダーズウェブの銘柄スクリーニングを利用して無料でもできます。
目次
好決算銘柄の探し方
今期予想増益率の高い銘柄をリストアップ
まずは、今期好業績が見込まれる銘柄をリストアップします。
時価総額がそこそこ大きくアナリストカバレッジが多い銘柄はコンセンサスを基準に、
アナリストカバレッジが少ない銘柄は会社予想を基準にしましょう。
四季報CD-ROMを持っている場合は、全て東洋経済(四季報)ベースでOKです。
営業利益増加率が前年同期比20%以上、数が少なくなりすぎるようなら10%以上でリストアップしましょう。
前四半期迄の業績進捗率の高い順に並べる
上記で今期予想増益率の高い銘柄をリストアップしたら、
そこから更に、前四半期までの業績進捗率の高い順に並べ替えます。
2Q(上期)であれば、1Qまでの進捗率ですね。
今期営業利益予想が100億円だとすると、ざっくり言って1Qで25%以上(25億円)以上の進捗を示している銘柄が候補に挙がってきます。
進捗率が高い順に並べましょう。
当然ながら進捗率の高い銘柄=上方修正候補になります。
今期業績が好調な銘柄をリストアップしてあるので、その中で更に進捗率の高い銘柄を狙うわけです。
好業績かつ上方修正、キラキラに輝く銘柄候補ですね。
バリュエーションの高過ぎない銘柄を選ぶ
いかに好業績といえど、PER、PBRなどのバリュエーションが高い銘柄は既にそれを織り込んでいる可能性が高いです。
となると、好業績であって当たり前なので株価上の旨味はありません。
その銘柄の過去のバリュエーション水準や比較銘柄の水準感と比較してください。
好決算銘柄といえど高値づかみしないために
株価の年初来上昇率を確認する
バリュエーションとも併用して確認するのですが、すでに株価が大きく上昇している銘柄は高値づかみになるリスクがあります。
株価が年初来で数十%上がっているような銘柄は、それだけ大きな期待が織り込まれて株価が形成されています。
高い期待に届かなければ売られたり、期待通りだとしてもそこで一服の印象を与えれば好材料出尽くしで下げたりします。
ここは警戒心を忘れないようにしましょう。
その銘柄のセクター動向をチェックする
ターゲット銘柄を取り巻く環境も確認しておきましょう。
例えば2021年コロナ禍を跨いだ時期でいえば、電気機器や自動車関連などであれば半導体、部材不足やインフレなどによって需要があっても製品が作れない、コスト高で利益が圧迫される可能性などには留意しましょう。
同じセクターの株価や業績、新聞記事などを見て外部環境を把握するようにしましょう。
こちらの記事も見て貰うとより理解が深まります。
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