株の買い時。覚えておく必須の投資タイミング

株式投資

株を買うタイミングって迷いますよね。

いい銘柄があっても株価が高い・・・かと思えば、押し目待ちに押し目なしで上がり続ける。
逆に安いと思っても下がり続ける。

結局いつがベスト、いやベターなタイミングか分からない。

迷っている間にスルーしてばかりだったり、考えるのが面倒になってエイヤッって買ってしまったり・・・。
個人投資家あるあるです。

こうした悩みは、買いのタイミングを覚えてしまうことである程度解決します

株式投資には、「ここで仕掛ける」というお決まりパターンがあります
これを知っておけば、自信を持って狙いを定めることができます。

株の買い時お決まりの2パターン

株を買うタイミングには、季節ごとにお決まりのパターンがあります。
上場企業の四半期決算、それから配当取りのタイミングです

ここは機械的に狙っていける定番のタイミングです。

相場付きとは別に、シーズンごとに必ず来るイベントですので、覚えておきましょう。
1年間通して取り組んでみると、次の年からはカレンダーが頭に入っているので体が自動的に反応します。

おおまかに下記のカレンダーのように1年が動いていきます。

年4回の決算発表と年4回の配当取り
株式投資の年中行事として、覚えてしまってください。

(数が多い3月、12月決算を前提にしています。その他の期の細かい話しはここではなしで。)

年4回の決算発表

決算発表は年に4回あります。
これは上場企業に義務付けられているので、全ての銘柄にあります。

発表時期も大体同じで、日本の上場企業で最も多い3月期決算企業の例だとこのようになります

  1. 第1四半期(1Q):7月下旬~8月上旬。1年間の走り出し。第一コーナーです。
  2. 第2四半期(2Q):10月下旬~11月上旬。中間決算、1年間の折り返し。業績予想修正パラパラ。
  3. 第3四半期(3Q):1月下旬~2月上旬。第三コーナー、ゴールが見える。業績修正も増える。
  4. 第4四半期(4Q):4月下旬~5月上旬。年間のゴール。次の年度計画も同時に注目点

業績が年4回開示されるので、計画通りに運営できているか注目が集まり株価が動くポイントになります。

4回の決算発表の位置づけが分かりにくいかも知れません。
イメージが浮かばない人は、競馬場のトラックを思い浮かべてください。

第1四半期(1Q)が1コーナー、第二四半期が2コーナー・・・と続きます。
シンプルに考えて、1コーナーでは年間業績目標の1/4(25%)、2コーナーでは1/2(50%)進むのが巡行速度です。イーブンペースなのか、速いのか、遅れているのかで、株式市場が反応するのです。

ある意味上場銘柄が強制的に材料を出すタイミングなので、これを利用しない手はありません。

決算発表由来の値動きだけで勝負(決算プレイという)しようと思うと難しいので、株を買うきっかけにすればOKです。

高くて買えない銘柄が一時的に下げたところを拾う
底値圏に沈んでいる銘柄が決算で反転したところで拾う(或いは発表前)

などなど。

決算発表は株価のエントリーポイントをつくってくれる可能性が高いです。

銘柄ごとの決算発表予定は、東証HP決算発表予定日からエクセルで見れます。
もっと簡単に見たい場合は、IFIS株予報でみてください。

決算発表を利用した売買についてもっと知りたい場合は、
コンセンサスとは?株式市場の目線!意味と使いかたを読んでみてください。

年2回の配当取り

配当を狙った投資です。

普段は値上がりで儲けている人も配当取りにはチャレンジするのがおすすめです。
株価が上がらなくてていいので、取り組みやすいです。
フラットか少し下げたくらいで手じまってOKです。

配当は年2回出る銘柄が多いです。(但し、期末のみの会社もあるので投資前に要確認)
最も多い3月期決算企業、それと次に多い12月決算企業だと下記のようになります。

  • 3月期決算企業の場合
    • 中間配当:9月権利付き最終日に保有していると獲得
    • 期末配当:3月権利付き最終日に保有していると獲得
  • 12月期決算企業の場合
    • 中間配当:6月権利付き最終日に保有していると獲得
    • 期末配当:12月権利付き最終日に保有していると獲得

1年分を2回に分けて配当します。
権利付き最終日は、それぞれの確定月の最終日の2営業日前です。
みんかぶに一覧があるのでメモしておきましょう。
(掲載変更になった場合、ご容赦ください。)

配当取りは、直前だと人気化して株価が上がってしまっているケースも多いので、少し前から買っておきましょう

また、高配当利回り銘柄を狙うのが基本です。
配当利回り3%が高配当の目安なので覚えておきましょう
配当利回りは年間ベースで表示されるので、中間、期末でその半分の権利が獲得できます。

3月期決算企業で年2回、12月期決算企業で年2回、計4回とチャンスは多いです
違う決算期の銘柄も入れると、チャンスはさらにあります。

相場暴落時は優良株をバーゲン買い

たまにくる株価暴落は仕込みの好機です

人気のブルーチップ銘柄飛ぶ鳥を落とす勢いの高成長銘柄は、買えるチャンスが少ないです。
株式市場全体が暴落した時は、こういったピカピカの優良銘柄を買いましょう

あらかじめチャンスがあったら買う銘柄としてリストアップしておいてください。
準備段階から勝負は始まっているので。

逆に、割安株や拾うチャンスが多い銘柄は暴落時にはスルーでOKです。

株価暴落時の仕込みについては、株価暴落時に買うべき銘柄の特徴。狙い目株をバーゲンハントせよを参考にしてください。

タイミングを気にせず長期投資は塩漬けの原因

長期投資であればタイミングは関係ない、という誤解が広まっています。
ですが、買って放っておけばいいという考えでは塩漬け株をこしらえてしまうことになりかねません。

投資スパンはあるにせよ、タイミングを考えずいい銘柄を買えばいいというものではありません。

日経平均は、バブル期に38,915円をつけてから再び3万円台に回帰するのに30年以上要しています。
その間にITバブル期やその後の不況、2008年にかけての景気回復のあとでリーマンショック、東日本大震災、アベノミクス・・・というように、上昇下落の波がありました。
その間に時代も移り変わり、主力銘柄もかなり入れ替わりました。
もっと短い期間でみても波や時代の変遷は細かくあります。

デイトレードのような短い期間では、特殊能力でもないと難しいですが、とにかく長期でタイミングは関係ないというスタンスは危険です。

どんぴしゃでタイミングをとらえる必要はありませんが、投資のタイミングは意識しましょう。

株式投資は焦らないことが大事

タイミングよくいい銘柄をキャッチしたいものですが、思惑通りにいかないことも多いです。

株価が下がると思って待っていたが、逆に上がって買いの機が来ないこともざらにあります。
そうした時でも焦って深追いは禁物です。

株式投資は、見逃し三振を受け入れる覚悟を持ちましょう
タイミングは一度ではなく、この先何度もあります。

タイミングに備えて銘柄リストを整備したり、アンテナを張っておくことでチャンスは広げられます。
迷ったらブレーキ。次を待つ意識も併せ持っておきましょう。

また、日頃から勉強しておくことでチャンスは拡大し、見逃し三振が惜しくなくなります
トレーニングはゼロリスクでハイリターンです。
こちらの記事のトレーニング法をひとつでも実践すれば、大きく変わりますよ。
株式投資の勉強はこれを繰り返せ。難しい方法論より基本のサイクル化

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