投資信託で損する理由。投信は初心者向けは大嘘

金融商品

投資信託で損したという話は、昔から山のようにあります。

景気が良かった、悪かったで片付けられてしまうことも多いですが、それでは博打に近いものになってしまいます。
数年先の景気をピタリと当てられる人はいませんからね。

投信で損してしまうのには、もっと根本的な理由があります。

老後に備えて運用を始めようと「投資信託なら初心者でも安心」と安易に手を出してしまうと痛い目に遭ってもおかしくありません

投信で損したくなければ、損する理由を潰さなくてはいけません。

投資信託で損する理由

無知な領域に投資している

よく知らない、知りようのない分野の投信信託を購入して損する人が後を絶ちません。
売れ筋だから・・・ということで買ってはいけません。

人気があるのと儲かるのとは全く無関係です。

ブラジルの国債
アメリカのREIT
オーストラリアの国債
AI・先端テクノロジー
ESG投資

どれも聞こえがいいです。販売資料も綺麗につくられ、
「これから伸びる分野で追い風を受けて成長する」、
「専門家がリスクヘッジを行っている」、
「投資すること自体が社会貢献になる」
等々・・・見栄えのいいワードが並び、購入しないことが悪いことかのようです。
むしろ販売資料は、購入しない理由、断り文句を潰しに来てるんですよね。

ですが、よく考えてください。

あなたはその分野のこと知っていますか?
セールスをされて初めて知ったんじゃないですか?
ニュースで目にするけどあまり知らないければ本の1冊も読んだことないですよね?

それでは、何となく儲かるだろうという当てずっぽうです。
勝負を運に任せているのと同じです。

無意識のうちに高いリスクを取っている

セールスにも問題があると思いますが、上記のような海外のよく知らない、調べるにも限界があるアセットに投資していることが多いです。

プロのファンドマネージャーが運用しているから安全だとか、
今後伸びていく分野だとか、

かなり大雑把な理由で、とても遠い世界のものに手を出していたりします。

近所のおじいちゃん、おばあちゃんが、AIファンドとか持ってたりするので・・・恐ろしいです。

儲かろうが、損しようが、もはや結果の問題ではありません。

分配金に釣られている

よく知らない人ほど、分配金という言葉に弱いです。
分配金というのは、定期預金の金利や株の配当、はたまた家賃収入などとも全くの別物ですからね。

あなたが投資したファンドの一部を毎月定期解約して出ているだけです。
分配金が多いファンド=良いファンド、ではありません

分配金は目につきやすいので、これを狙って戦略的に多く出しているファンドが多いです。
注意してください。

分配金の仕組みを知りたい人は、こちらの記事を読んでください。
投資信託分配金の仕組みと利益認識。投信は本当に儲かっているのか?

投信にかかるコストを忘れている

投信には、多くのコストがかかります。
運用会社の報酬、販売会社の報酬を賄わなくてはならないので、たくさん費用がかかるのです。

同じリターンが出たとすると、株や債券の手数料と比べてコストがとても高いので、手残りが少なくなります。

それが、ファンドマネージャーの腕とはっきり分かれば納得もいきますが、景気が良かったことが要因であったりすると意味のないお金を取られていることになります。

販売手数料、信託報酬、解約手数料、信託財産留保額、投信にかかる費用は決して少なくありません。
販売手数料は認識していると思いますが、その他の手数料は無自覚的な人が多いです。

特に注意すべきは信託報酬です。
自覚なく取られている人は、寄生虫に棲みつかれているようなものです。

詳しくは、下記記事参照。
投資信託の信託報酬とは。目安はどのくらい?

大損を抱えやすい投信の特徴

トレンドをコンセプトにした投信

その時々の世の中のトレンドに乗せた投信はよく組成されるものです。

新興国(BRICS、VISTA)の成長、スマートフォンの隆盛、ニューテクノロジー・・・等々、投信運用会社や販売会社からすると見栄えがよくて売りやすいです。

トレンドものは、期待先行の段階、市場では(その成長やテーマを)織り込みきった段階、忘れ去られた段階と移り変わっていきます。

つまるところ投信は、株や債券を詰め混んだハコです。
ポートフォリオの中にある銘柄の動きがイメージできていないと判断しようがありません。
代表的な組入銘柄の株価もチェックせずに横着に買うと失敗しやすいです。

テーマ性のある銘柄が多いほど、流行り廃り、浮き沈みには影響されやすいです。

為替変動の影響が大きい投信

新興国に投資するファンドに特に大いですね。

新興国ほど、為替変動がポートフォリオ全体に及ぼす影響は大きいです。
ブラジルレアル、南アフリカランド、トルコリラ、このあたりが多いですね。
なぜか昔から、日本人受けしやすい通貨です。

ただ、専門家でもないければ、これらの国のことが正確にわかるハズがない。
こうしたファンドで大きな損失を抱える人は結構多いです。

銀行や証券会社が「特におすすめ」という投信

特におすすめされるファンドも要注意です。

こうしたファンドは、多くの場合、その金融機関グループの運用会社が組成している投信です。
その中で、新ファンドもしくは、会社として重点販売商品に位置付けているファンドであることが多いです。

おすすめといっている手前、多少含み損が出たところで解約が相次ぐと具合が悪いです。
解約を止められているうちに、ズルズルと基準価額が下落・・・珍しい話ではないです。

信じられないかも知れませんが、投信解約をさせてくれないということもあり得ます。
詳しく知りたい人は下記記事を読んでみてください。
証券会社が投資信託を解約させてくれない!? 恐ろしい「短期損切り禁止」ルール

投資信託は初心者向けは大嘘

投信は初心者向けというのは売り文句

投資信託は、株、債券、不動産などなど資産を詰め込んだハコです。
多くの銘柄が入っていますが、ひとつの銘柄もよくわからないのに、ポートフォリオごと買ってもダメです。

販売会社からすると、プロのファンドマネージャーが運用する、分散効果がある、分配金が出ると言って売りやすいのですが、数銘柄の株や債券を纏めて購入させられているのと同じです。

また、投信を買って、放ったらかしにしていると、何で基準価額が動いているのか分からないです。
個別銘柄であれば、相場付きやニュース、決算などで考えようもありますが、投信はわかりにくい。
経済の動きからのフィードバックが少ないので勉強しにくいのです。

投信だけやっていたら、いつまで経ってもレベルが上がらず、素人のままです。

投資で大損しないためにはどうすべきか?

調べようのない資産には投資しない

普通に考えてみてください。
苦労して貯めた大事なお金で、遠い国の知らない会社の株を買いますか?
大事な資産をトルコかブラジルかどこぞの知らない企業、シリコンバレーのベンチャー企業の株に変えられますか?
投信を通じて、そういった資産に投資しているのです。

知らないものには投資しないというのは基本ですが、初心者のうちは知らないことも多いでしょうから、少し柔軟に構えて、調べようのないものには投資しないというスタンスを持ちましょう。

検索して出てこないもの、ホームページを読んでもよく分からない会社、リアルタイムで情報が取れない資産は避けるべきです。
判断材料がないですからね。

儲かっても、損しても、その理由が説明できるようにしておきましょう。
当てずっぽうは博打です。そうしたものを勧めてくる人とも付き合わないようにしましょう。

少しづつでも勉強する

なんでもやらなければ上手くなりません。
資産運用も例外ではありません。

投資の基本は株です。
株が分かれば、(株、債券などの)集合体である投信の理解も深まります。

いきなり投資する必要はないので、少しづつ知識を増やしていきましょう。
勉強の仕方はこちらの記事にまとめているので、できることから取り組んでみてください。
株式投資の勉強はこれを繰り返せ。難しい方法論より基本のサイクル化

また、毎日気になる銘柄の株価を見ることをクセづけましょう。
ネット証券は無料で口座・保管が開設でき、システムもタダで使えます。
元祖ネット証券の老舗、松井証券の口座を利用して勉強しましょう。

こちらも参考>>>
資産運用で成功する人の特徴3つ。投資で稼ぐ人の共通点を知って勝つ。
資産運用で失敗する人の特徴4つ。投資で損する人の共通点を知って賢く行動。

コメント

タイトルとURLをコピーしました